ドリア・パンフィーリ美術館

昔はローマに行くとこの宮殿の前をよく通って共和国広場にでていたものだった
50代になりローマに行った折
ふらっとこの宮殿に入ってみた

外の喧騒が嘘のような メインフロアーに続く階段室

まもなくメインフロアー
美術館(といっても個人の邸宅)の入り口には誰もいない
ちょっとしてシュッとした女性がやってきて
「どうぞご自由に」
と
とりあえず、カラバッジョとブリューゲルの作品のかかっている場所を尋ね
宮殿に
絵画や彫刻もずばらしいが
主(あるじ)がそこから出てきそうな
宮殿のインテリアが
他のローマ中の宮殿同様実に見事
先ほどの女性が近づいてきて
この扉の先に
「現在の当主家族がお住まいです」
って
日本の美術館と違って
大量の絵画が
2段、3段と壁面いっぱいにかかっている部屋が多いので
大切な絵画を見落としてしまいそう
この美術館の目玉は2点のカラバッジョ


たった一人で宮殿のメインルームを独り占め
(現在は状況は異なっているとのこと-コロナで行くことも叶わないが・・・)

外から宮殿を
マンティーニャとパドヴァ


オヴェターリ礼拝堂のマンティーニャの壁画部分

オヴェターリ礼拝堂のあるエレミターニ教会
今 図書館から借りてきた本を何気なく手に取ったら
なつかしいパドヴァのマンティーニャの項目が目に留まった
パドヴァは過去3回巡った
駅からちょっと遠いが
徒歩で市内を巡れるコンパクトでありながら
見ごたえのある街である
マンティーニャにはもともと興味があったが
このエレミターニ教会のオヴェターリ礼拝堂の壁画と対峙して
マンティーニャへの自分の評価が決定的なものとなった
今でもその時の感動をはっきりと覚えている
私が訪れたのは記憶が正しければ
1992年、1993年、1995年
この新書によると2000年から大規模な修復が行われとあり
その後の写真がある
私はその修復を見ていないが
1995年の時点で
もっとも重要な右壁下段のマンティーニャの壁画は修復を終えていた
それとともに爆撃を受けた悲惨な姿の写真も展示されていた
パドヴァはジョットで有名であるが
マンティーニャもお忘れなく

ジョットで有名なスクロヴェーニ礼拝堂(1995年に行ったら市立美術館になっていた)

ボー宮殿(ガリレオガリレイで有名なパドヴァ大学)

ラジオーネ宮殿とクリスマス市