FC2ブログ

トゥーランドット 東京文化会館

DSC003581.jpg

7/14
大野さんが力を入れたのがよくわかります

ここまでのトゥーランドットの上演になるとは予想もできませんでした

まず、全く期待していなかった演出:
インドかどこだったかの井戸?をそっくり持ってきた舞台。

201907161.jpg


これがなかなか効果的
そしてその井戸に上から・・・

美しく、トゥーランドットらしい陰鬱な演出・舞台

演出で不満だったのは
・ピン、ポン、パンの動きに切れが足りない
・最終場のトゥーランドットがあまりにも西洋的に動き回りすぎ
の2点

最後のトゥーランドットの動作はありかなと

その前に上から降る血の色の花びら?がその最後を暗示させている

照明も美しい

ちょっと心配だったのは
少年合唱団の小さな子供が
階段でつまずかないか
・・・ちょっとひやひやした

演奏はトゥーランドット:テオリンがまず見事
ビブラートがきついという声もあるが
いいのでは

カラフ:イリンカイ
無難で安心して聴ける
指揮者か演出家の意図かわからないが
有名な「誰も寝てはならぬ」はあっさりと通り過ぎた
ここを楽しみにしていた人には物足りなかったかも

リュー:中村恵理は熱演。声もリューにぴったり
もう少し声が前に出ればと思わないことはなかったが

他のソリストもがっかりさせない

合唱:新国立、藤原etcは凄過ぎ
第1幕冒頭から全開
音の渦に飲み込まれる感じ

TOKYO FM少年合唱団も舞台を美しく引き立てた

オケ:バルセロナ交響楽団は可もなく不可もなく
ちょっと豊かな音には足りなかったが
耳障りなこともなく役目をきちんと果たしている

指揮:大野さんはその実力を十分に発揮できたのでは
ちょっとだけ注文を付けるとすれば
もう少し音楽が流れてもいいかなと
(2幕のピンポンパンは合わせが足りない)

全体的にこれは今年の必見の舞台
日本のオペラのレベルが毎年毎年向上している一つの見本

2014年新国立:パルジファル
2016年新国立:ローエングリン、ワルキューレ
2017年新国立:ジークフリート、神々の黄昏
そして
2019年東京文化、新国立etc.トゥーランドット
次の
2020年東京文化、新国立etc.のニュルンベルクのマイスタージンガーも期待
(2018年新国立のフィデリオ、2019年新国立の紫苑物語は演奏、演出は良かったと思うのですが、作品自体が・・・ので)

ヴェルディでも来日公演以外の日本の公演で快演を望みたい

これから新国立で上演が続けられます
おススメしたいところですが全席売り切れだそうです
sinkoku20191.jpg

バイオリニスト石沢さんコンサート予定

IMG_0206a-21.jpg

クラシックからジャズなど多様なジャンルで活躍している石沢美都さんの新元号になって初めてのコンサートです
5月18日、ジャズクラブ上野アリエスです
詳細は石沢さんホームページ
このブログをご覧になり予約される場合は一言伝えてください

YYSデザインオフィスでは、音楽家の皆様を応援しています!

ショパン、スケルツォの楽譜

DSC00181b1.jpg

ショパン、スケルツォの練習にはどの楽譜がよいかとの質問がありました
わたしの場合、昔はバデレフスキ版(昔は簡単に手に入るまともな楽譜がこれしかなかった)を使用していましたが

現在はエキエル新版(写真一番手前)を中心に使用しています
リズムや音などあらたな「発見」もあります
とても自然な、機械的に編者が手直しをしていない楽譜です

ただ欠点は譜めくりが大変しにくいです
ですからそのためにウィーン原典版(旧エキエル版)を譜面台に並べ
譜めくりのしにくい箇所は練習しています

ただ気をつけなければいけないことは
旧エキエル版と新エキエル版ではリズムや音の違いがあります

ヘンレ版は正しいのでしょうが、ショパンを弾いている気がしません
エチュードではあまり気にならなかったのですが特にスケルツォでは
きっと音符の並びや印刷がショパンの繊細さやダイナミックさを出す雰囲気ではない?といったところでしょうか
もちろん音のリズムの確かめなどにはあったほうが良いと思います

コルトー版は譜読みや練習をする上でのヒントがたくさん書かれています
優れた先生に師事していない場合は必須な楽譜です

まだバデレフスキで収録されているCDがたくさんありますので
そのためにバデレフスキ版もあってもよいかと思います

ただすべてのショパンの曲をバデレフスキ版で練習すると
ちょっと違ったショパンを身に着けてしまうかもしれません

先ほどの質問に戻りますが
つまりは新エキエル版を中心に5版を持っていると良いと思います

(写真手前から
新エキエル版
ウィーン原典版-旧エキエル版
ヘンレ版-ツィンマーマン校訂
バデレフスキ版
コルトー版)

バーリ歌劇場、トロヴァトーレ

バーリ歌劇場

ちょっと遅くなりましたが、
6月24日バーリ歌劇場、トロヴァトーレ

フリットリ
のレオノーラを聴くためにチケットを買ったつもりが
そのフリットリが直前でキャンセル

何となく不愉快な気分で・・・

終わってみて

やっぱりフリットリがレオノーラを歌ったらと未練がのこる が

全体としては期待以上

代役のヴァシレヴァは代役としてはOK
きちんと歌っていたが、声が足りない、役に余裕がない
でもしょうがない

アズチーナのニコリッチはネットでだいぶたたかれていたが
アズチーナあれくらいできればいいんじゃない

マンリーコのメーリ、これは文句なしに素晴らしい
イタリアの声全開
ルーナ伯のガザーレもそれに劣らずイタリアの声

オケも全く期待していなかったが、
本物のオケピのオケ
コントロールも見事(コントロールしすぎという場面もあったが)

合唱もお見事

ここ何年かずっとドイツオペラ?を中心に聞いてきたせいか
久しぶりにイタリアの音にどっぷりと浸れた

バーリ歌劇場に行かなかったオペラファンはちょっと損をしたかも

気分が良かったので
楽譜を引っ張り出し
40年ぶりに全曲弾いてしまった
トロヴァトーレ

新国立劇場 神々の黄昏 11月11日

IMG_2522b1.jpg

新国立劇場の指輪もついに最終 神々の黄昏を迎えた

ワルキューレもジークフリートも見応え、聞き応えがあったが、
オケが読響にかわり、一層見事な上演となった

ブリュフンデ役のラングは昨年のウィーン国立歌劇場では声があまり出てなく心配だったが、今回は良かった
ジークフリート役のグールドはいつもの通り安定

ハーゲン役のベーゼンドルファーは開演前に気管支炎との案内があったが
なかなかどうして、ハーゲンそのもの ハーゲンにしか見えない

日本人の3人のルノン、ラインの乙女たちもよく歌いきった、賞賛に値する

グートルーネ役の日本人には音色、発声の仕方がワーグナーとしてはどうなのだろう(演出上もグートルーネの扱いは中途半端)

オケは弦、特に中低音に厚みがあり、これまでの新国立劇場のワーグナーのオケとしては最上
他の日では金管の乱れが気になったらということであったが、
この日は大きな破綻はなかった
欲を言えばコールアングレの音色

大きなそしてある意味深淵なワーグナーの音の世界にどっぷりと浸れた

あっという間の6時間といえば嘘になるが
幸せな6時間であった

ここが日本のオペラハウスであることを忘れてしまいそう

飯守先生のおかげで、クプファー演出のパルジファル、フォークトのローエングリン、そしてこの指輪と、日本のワーグナー文化を大きく向上したことは間違いない

新国立劇場を離れても、最良の歌手を引き連れて、最良のオケでワーグナーを再び上演して欲しい

特に上演されなかったニュルンベルクのマイスタージンガーとパルジファルの再演、指輪の再演を願いたい

飯守先生の振らない日に先生とロビーで話す機会があった

パルジファルが素晴らしかったと伝えたところ、先生もその上演には大きな手応えを感じたとのことであった
特にクプファーの評価は先生と全く一致していた

飯守先生ありがとう

初台はちょっと遠いが、フィデリオも必ずいきます
フィデリオの良さが全くわかりませんので教えてください
プロフィール

DesignDuke

Author:DesignDuke
YYSデザインオフィスのブログにようこそ
YYSデザインオフィスは完全会員制の企業ブランディングを進めるデザインオフィス会社です。(現在は新規会員募集は行っておりません)
YYSデザインオフィスからのお知らせや、様々な芸術・デザイン・環境に関する「よしなしごと」を記載しています。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード