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ロイヤルオペラ オテロ

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ロイヤルオペラ楽日「オテロ」

前回の「マクベス」が予想以上のできで

同じシェークスピアものということで大きな期待で

結果は

「普通」

オケはがなり立てていて
声はかき消され・・・

オープニングの合唱もなんだかなー

演出も新国立の現行のオテロよりはさすがにましだが

「普通」

ソリストも取り立ててという歌手はいない

空席も目立った

あと。プログラムも高すぎ
3000円だって!

私が最初に観た「オテロ」は1981年スカラ座日本公演

指揮:カルロス クライバー
演出:ゼッフィレリ

オテロ:ドミンゴ
デズデモナ:トモア=シントウ

ただただ、感動した、びっくりした

それに比べなんと小粒

ロイヤルオペラも1986年の来日では

演目は「トゥーランドット」「カルメン」「サムソンとデリラ」「コシ・ファン・トゥッテ」

歌手ではバルツァ、ホセ・カルロス、キリ・テ・カナワ、オブラスツォア等々
(バルツァのカルメンが思ったほどでなく、キリのコシ・ファン・トゥッテがよかった
オペラ終了後バルツァやキリと面白い話をしたことを思い出す)

世界中のオペラも含めて芸術が、文学も美術も演劇も縮小している

こればっかりは1970-1990に生きていてよかった

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1981年スカラ座(言うことなし)、1988年ウィーン国立劇場(ヤーゴのヴァイクルがよかった)、2012年新国立(演出が悲惨)、2019年ロイヤルオペラ(普通)

改元-令和

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次の年号が「令和」に決まった

テレビではみんなが絶賛しているようだがどうだろう

「令」和歌上ではやわらかい意味を持つが、一般には命令の「令」を思い浮かぶ人が多いのではないか

広辞苑でも「令」を引くと
命じること。いいつけ。がはじめに
おきて。のり。例として「勅令」などとあり、政府が言う意味は全くのっていない!

なんか国家の命令には昭和の戦前のように和して(全体主義で)従うように
としかとれない

なぜ戦争によって日本人をはじめ世界中の多くの人々を苦しめた昭和の「和」をこの時期にわざと付けたのだろう
違和感を感じる

選び手のデザイン力が前回より低下したのか
あるいは政権によって恣意的につくられたのか分からないが

1989年「平成」に決まったとパリから帰って成田空港に着いて、インタビューアーによって知らされた時には
本当によく考えられた年号という印象を持ったことを思い出す

わたしは、そしてYYSデザインオフィスは
日本がこれからに恣意的に戦争向かわないことを、孤立した国粋主義の復活にならないことをつとに願う
国民の人権-特に弱者の人権を-を虫けらのように扱う時代の復活にならないことをつとに願う



写真は昭和の最後の2週間を過ごしたパリ
この年、フランスはフランス革命・人権宣言200周年、エッフェル塔建設100周年の記念の年でした
ちょうどエッフェル塔に100の文字が点灯された瞬間の写真です
この時に日本では戦争や人権無視の昭和が終わりかけようとしていたのです

東芝さんの対応

古いダイナブックがネットとの接続がうまくいかず昨晩だいぶ苦労してしまった。
結局うまくいかず今朝東芝に電話で問い合わせをしてみた。
ここのところどのメーカーに問い合わせをしても結局修理対応ですと短時間で言われてしまうことが多いのであまり期待もせずに問い合わせをしてみた。

結果は他にない実に見事な対応で、朝から気分の良い思いをした。

具体的にはまずこちらでどういう処置をしてうまくいかなかったかを的確に聞いてくださり、それをもとに即座に回答してくれた。
修復の仕方を導き出すのに5分もかからないかからなかったのではないかと思う。

こちらが昨日5時間も試行錯誤してもだめだったんですよと言うと、

「その5時間があったからこそ、私は簡単に対応の仕方を見つけることができたんです」

とひとこと付け加えてくれた。

この最後の一言が素晴らしい。

ダイナブックはなかなか壊れることもなく、故障することもなく、電話をすることはここ何年かもなかったのであるが、東芝の対応がこのように素晴らしいとは思ってもみなかった。

このようなスタッフがいれば東芝もまだまだ大丈夫!

きっとこれが故障しても次も東芝ダイナブックは購入する。

頑張れ東芝!

フランス語忘れたし・・・

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出張から戻るとフランスから2通の結婚式への招待状が

二組の両家とも生粋のフランス人

どちらも10年以上前に、ベルギーのとあるレストランで、シルベスターディナーで知り合ったご家族

その時のお子さんたちがもう結構式だって

まさに「フランス人形」のようなちいさな子供たちだったのに

行っても会話が心配

それに両方は行けそうもないし

かといって、片方だけ行くわけにもいかないし

迷う、迷う、迷う

ミラノ スカラ座

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ミラノ スカラ座来日公演

お客様と予定のある日に、台風の影響で、電車の遅れが予想されたので、前ノリをすることに決めた。

ミラノスカラ座来日公演の主催者に電話してみると、ファルスタッフのc席が数枚あるとのこと。

開演30分前に東京文化に到着し、チケットをゲット。

ファルスタッフは以前小沢征爾の棒で、散々な舞台に出会って以来、敬遠していたオペラ。

まず演出が良い。
時代を移行した演出にはあまり興味がなかったが、初めて感銘を受けた。

スクエアのテーブルがくっついたり離れたりして、とても効果的な場面を作り出す。

以前のスカラ座の来日公演のような傑出したソリストはいないが、アンサンブルもまとまっていてとても良い。
ハーディングの知的な指揮もオペラを明快にし大変良い。

次の日のリゴレットの演出が、古臭く退屈に思えた。

もっともリゴレットの指揮者のドゥダメルは面白い。
まだまだかなり荒削りながら、将来性を感じさせる。
ハーディングような知性は全く感じさせないが

世代が変わったことを印象づけるミラノスカラ座の来日公演であった。

写真上□ 9月15日リゴレット終演後
写真下□ 9月14日ファルスタッフ休憩中の東京文化会館
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Author:DesignDuke
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