新国立劇場 パルジファルとLED

オーケストラ2列目中央席
まずびっくりしたのが、飯守さんの頭が、サロメの首のように現れたこと
こんなに目の前にオケピがあるとは
LEDと上下に移動するテーブル、そして---(まだ公演が終了していませんので詳細は控えます)を多用した舞台装置
ちょうどLEDでノーベル物理学賞受賞をニュースが伝えているなかでこの演出を見ると、感慨もひとしお
彼らがいなければこの美しい舞台は存在しなかったんだ
エンディングと3人の僧侶には違和感を覚えたが
なかなかのできではなかったでしょうか
ハイテク?を用いながらも、わかりやすい演出
そしてソリストたちの安定したでき
日本でこのレベルのパルジファルを聴けるようになったことはすばらしい
でもワーグナーさんちょっと長すぎませんか
理屈っぽ過ぎませんか
そして、超俗人のあなたが、聖なるものを無理やり語るしらじらさ、うそっぽさだけはどうしてもぬぐえません
(バッハだって超俗人だったろうと反撃をくいそうですが・・・)
そうはいっても、舞台芸術として鑑賞対象の「パルジファル」はやっぱりすばらしい
お尻の痛ささえ我慢できれば、一見一聴の価値は、あり