2016-2017オペラシーズン前半戦3ウィーン国立

ウィーン国立歌劇場 ナクソス島のアリアドネ

ザルツブルクでの演出をNHKの放送で見ていたが
セリフ部分を大幅にカットした再演出版

シャレた大人の娯楽

美しい ため息が出るほど美しい

おそらく最も納得の行くナクソス島のアリアドネ

歌手、ダンサー、そして小編成の室内楽的オーケストラが一体となって
快楽的、退廃的美しさをつくり出していく

最上階で聴いたが

全ての美しい音で包まれる幸福
そして視覚を刺激する美しい舞台

ポータを聴きたかったが亡くなられてしまっては仕方ない
新国立ワルキューレでもその存在を示したグールドが代役
それもそれでよかった

2016-2017 オペラシーズン前半戦2 マリインスキー

マリインスキー オペラ エフゲニーオネーギン

エフゲニーオネーギンを観たいというより、ゲルギエフの指揮を聴きたかった

エフゲニーオネーギンそのものは、そんなもんでしょうという程度のストーリーであるが、実際に劇場で見ると、ローカル色も楽しめるなかなかのもの

今回の演出、舞台もリンゴが並ぶ場面意外はいい意味で保守的で美しい
リンゴの場面は期待が大きかったためか、ちょっとガッカリ
舞台上にびっしりではなく、カスカスに、ちょっと雑に配置されていて、思わず写真と違うじゃん!

このオペラではこの歌手陣がふさわしいのかな
とても自然

オケは新国立とは異なり、自己主張が美しい
特に弦はしっかりと、多少雑ぐらいに自己主張をしてくる
舞台と一体となって、チャイコフスキーの音を引き出していく

もちろんそのリーダーはゲルギエフ

記憶に間違いがなければ交響曲の4番と同時期に書かれたとは思えないほど、チャイコフスキーにしては弱い音楽ではあるけれども、
ゲルギエフの棒はその弱さを感じさせない程、適切に音を埋めていく
(新国立も専属オケがあればな)

行ってよかったマチネでした

2016-17オペラシーズン前半戦1新国立

新国立 ワルキューレ
マリインスキー エフゲニーオネーギン
ウィーン国立 ナクソス島のアリアドネ
ウィーン国立 ワルキューレ

まず新国立ワルキューレ

ワルキューレの一部を除く歌手が圧倒的に素晴らしい

思わずここが日本?

舞台も演出もまだまだ観られる

飯守さんの音楽づくりもいい意味でワーグナー初心者にもわかりやすい、律儀な楽譜へのアプローチ

彼の棒でパルジファル、ローエングリンとワルキューレを観てきたが、納得の行く音楽づくり

おそらく彼のパルジファルでパルジファルが好きになったという、あるいは自分なりに理解できたという人もたくさんいるのでは

次回のジークフリートが楽しみ

今回のワルキューレで問題があるとすれば、2幕の演出。この演出では、大切な2幕がただただ長く感じてしまった来場者も多かったのでは

そこはウィーン国立ではうまく処理していた

もう一つはオーケストラ。

東フィルに問題があるというのではない。
専属オケでもないのに短時間で本場。
仕方ないと思うが、ワーグナーやリヒャルトシュトラウスは、歌手と同様にオケの役割は大きい。

管楽器の個人的な技術の問題はともかく、痩せて乾いた弦の響きはなんとかならない物だろうか

そして歌手とオケが一体となって恍惚の響きをつくれる舞台を!

でも絶対的に素晴らしい一夜

憤り

ハンディキャップを持つ方々を五体満足な人間が身勝手な理屈で殺傷する
憤りが収まらない
それでなくともハンディキャップを持ったご本人もそのご家族も生きることに懸命に懸命に毎日を過ごしてきた事を思うといたたまれない
ハンディキャップを好きで背負って生まれてくるものはいない
どうしてそういう方々が五体満足で過ごしている人間以上に幸せになってもらいたいとは考えないのだろうか
近ごろ表面上はマイノリティへの理解を示しているようなマスコミの報道がよく見られる。でも現実はマイノリティが強調されればされるほど逆に向かっているのではないか
今回の犯人のみが特殊な考えの持ち主とは思えない
現実の社会が今回の犯人を「生産」してはいないだろうか

ローエングリン

急遽思い立ってチケットを取り、先日新国立のローエングリンに行ってきました
もちろん主役を歌うフォークトとバイロイトと常連のラングを聞くため
ブルーレイではお馴染みのフォークトでしたが、実際の声もそのものでした
バイロイトのネズミの演出のローエングリンのフォークトと比較しても全く手抜きのないしっかりとしたそしてしなやかな美しい声で驚嘆しました
昔のヘンデンテナーとは全く違ったローエングリンですが、フォークトのローエングリンを聞くと納得してしまう
第3幕の自分の素性を高らかに歌うとことで若干の乱れはあったもののフォークトのローエングリンに立ち会えたと言う経験は一生モノ
来年バイエルン国立劇場来日公演でタンホイザーを歌うとのこと
これまた楽しみです
もう1人のお目当てのラングは演技はさすがのものと感じたものの若干声量が物足りなかったかな
しかしながら今回のような配役で、そして素晴らしい合唱で、日本で、これだけレベルの高いワーグナーを聞けるようになったことに感謝
新国立のレベル、年々アップしていますよね
ただ望むべきは若い人でもチケットが買えるようなシステムができるようになると良いのですが
自分も20代にオペラの素晴らしさを実際の舞台から教えてもらった1人です
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